第三十話
木の温もりを、家の中でも
——室内履きで過ごす、冬のひととき
冬の朝、ぬくもりの残るベッドを出て、
床に素足をおろす瞬間。
ひやりとした感触に、季節の訪れをふと感じます。
少しずつ寒さが深まっていくこの季節、
足から伝わる冷たさがつらく感じられることがあります。
皆さんは、ご自宅でスリッパを履く派でしょうか。
もともと素足で過ごすのが好きな方でも、
寒くなってくるとどうしても床からの冷気が気になりますよね。
そんなときに頼りになるのが、mizutoriの室内履きです。
mizutoriの室内履きは、
家の中でも木のぬくもりを感じられる履物。
ラインナップには、
アーティスト・ひびのこづえさんによる《ひのきのはきもの》シリーズと、
デザインユニット・ドリルデザインによる《two piece》シリーズがあります。
どちらも、mizutoriが大切にしてきた
「木とともに暮らす心地よさ」を、
現代のライフスタイルに合わせて形にしています。
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《ひのきのはきもの》
ひのきの板を足裏に沿うようにカーブをつけて
薄く圧縮プレスした台が、軽やかな履き心地をもたらします。
丸や四角のパンチングの穴がアクセントとなり、
シンプルながら個性も感じるキュートなデザイン。
木のぬくもりが、
毎日の暮らしにそっと寄り添い、お家の中を彩ります。
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《two piece》
2つの木のパーツをつなぐ独自の構造により、
歩くたびに足の動きに合わせてしなやかに屈曲します。
トンネルのような深めのバンドが甲をやさしく包み込み、
安心感のある履き心地を叶えます。
無駄のない上質なデザインと、
快適な履き心地を兼ねそなえた一足です。
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どちらのシリーズも、
洗練されたデザインでお部屋をおしゃれに演出できますし、
お客様へのおもてなし用にも最適です。
リラックスして過ごす空間には、
自然と“気分の上がるもの”を選びたくなりますね。
木の履物というと「硬くて冷たそう」という印象を持たれるかもしれません。
でも実際に素足で履いてみると、
木のやさしさを感じられることに驚かれるはずです。
夏はひんやり、冬はほんのり暖かく感じられる——
それは木が呼吸する素材だからこそ。
空気を含むことで熱を伝えにくく、
自然の力で一年を通して快適さを保ってくれます。
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室内で過ごす時間が長くなる季節だからこそ、
足もとから少し贅沢な心地よさを取り入れてみませんか。
mizutoriの室内履きは、
見た目の美しさだけでなく、
木のぬくもりが日常の小さな癒しとなる一足です。
お気に入りの音楽を流しながら、
温かいお茶を淹れる。
そんな静かな時間に、
mizutoriの室内履きがそっと寄り添います。
足もとから、心までやさしくあたためてくれるでしょう。
次回に続く