下駄は木でできた履物です。
そのため、長く使っているうちに傷がついたり、ぶつけた拍子に欠けてしまったりすることがあります。
木のカップやお皿であれば、「木だから欠けることもある」と想像しやすいかもしれません。
ところが下駄の場合は、履物として捉えられているためか、「欠けるなんて知らなかった」と驚かれる方も少なくありません。
しかし、木でできている以上、樹種を問わず傷や欠けが生じる可能性があるのは自然なことなのです。
木だからこその味わい
木製品は、使うほどに風合いが変化していきます。
その一方で、傷がついたり、欠けたりすることもあります。
それは決して品質の問題ではなく、天然素材ならではの特徴でもあります。
mizutoriでは、そうした特性を知っていただくために、商品と一緒に修理についてのご案内をお届けしています。
木は欠けることもある素材であること。
そして、修理しながら長く履き続けられること。
その両方をお伝えしたいと考えています。

修理しながら長く使う
mizutoriでは発売当初から修理メニューをご用意しています。
底ゴムの交換、傷の補修、欠けの修復、鼻緒交換など、できる限り長く履いていただけるよう対応しています。
正直にいえば、修理は新しい下駄を一足製造する以上に手間がかかる作業です。
破損の状態は一足ごとに異なり、その都度最適な方法を考えながら作業を行うためです。
それでも修理を続けているのは、「直してでも履きたい」と思ってくださるお客様の気持ちが嬉しいからに他なりません。
愛着をつないでいく
長く履いた下駄には、その人だけの履き心地があります。
足に馴染んだ鼻緒の感触や、一緒に過ごした時間は、新しい一足ではすぐには得られないものです。
修理費用が新品の購入に近くなってしまう場合でも、それでも修理を選ばれる方がいらっしゃいます。
そこには、価格だけでは測れない愛着があるのだと思います。

長く履くための選択肢
下駄は使い捨ての履物ではありません。
履いて、直して、また履く。
そんな時間の積み重ねが、一足への愛着を育てていきます。













