下駄は木でできた履物ですが、使われる木の種類によって、その履き心地や印象は大きく変わります。
見た目だけでなく、重さや質感、足あたりにも違いが生まれます。

昔から一般的な下駄には、軽くてやわらかい桐や杉が使われてきました。

木の種類による違い

桐は非常に軽く、湿気を通さず温度調整に長けており、加工の狂いが少ないのが特徴です。

杉は軽さとやわらかさに加え、衝撃にも強いという特徴があります。
また、手に入りやすいこともあり、下駄材として適していました。

一方で、mizutoriの下駄には、マホガニーやヒノキといった木材が使われています。

マホガニーは適度な重さと安定感があり、落ち着いた色合いと美しい木目が魅力です。

高級家具や楽器の材料としても知られる丈夫な木材で、そのなめらかな質感と深みのある表情は、履物としても上質な印象を与えてくれます。

また、管理された植林によって育てられた木材を使用することで、環境へも配慮しています。

ヒノキは、日本の気候に適した耐久性の高い木材で、そのやさしい香りとさらりとした肌触りが多くの日本人に親しまれています。

mizutoriでは、地元静岡産のヒノキの間伐材を活用することで、資源を無駄なく活かしながら、森林の保全にもつながる取り組みを行っています。

重さと履き心地

桐の下駄に慣れている方からは、重さについてご意見をいただくこともあります。

しかし、ある程度の重さがあることで、歩いたときの安定感が生まれ、足運びがしやすくなるという一面もあります。

また実際には、mizutoriの下駄は足にしっかりとフィットする設計のため、履いて歩いていると重さを感じることは少なく、安心感のある履き心地につながります。

木の個性を楽しむ

木はひとつとして同じものがなく、それぞれに異なる表情を持っています。

使い込むことで色味や質感が変化し、自分の足に馴染んでいく過程も、木の下駄ならではの魅力です。

素材に目を向けてみると、下駄の見え方や選び方も少し変わってくるかもしれません。

日々の装いに取り入れながら、木の風合いや変化を楽しんでみてはいかがでしょうか。